伸びる市場

今回は成熟したマーケットに後乗りしても、確実にコモディティになるというお話です。

コモディティというのは一般化した差別化が難しいサービスや、モノ・人のことを指します。 代替可能な誰でもできる仕事を行うのではなく市場価値を高め、唯一無二の存在になりたい人は伸びるマーケットを見つけて転職しましょう。

今回の参考図書は『転職の思考法』です。
これから就活をする人、転職をする人、そうじゃない人もすべての人におすすめの一冊です。

成熟化したマーケットに後乗りしても、コモディティになる話

転職先として選んではいけない企業がどんな企業であるかおわかりでしょうか?

それは10年前と全く同じサービスを顧客に売っている会社です。

これだけ変化の激しい世の中で、10年前と変わらないものを、同じ様に売っている会社というのは、それだけ変化がないことを意味しています。

変化がないことを安定しているとも捉えることはできるため、必ずしも会社の業績が悪いとは言えません。
が、しかし、これから新しく働く人間にとっては最悪でしょう。

なぜなら、 10年間同じサービスを同じように販売してきた先輩方が居座っており、今からあなたが入ってもコモディティ(代替可能)にしかなれないからです。

今既にあなたの会社が10年間同じサービスを売っているのだとしたら、かなり危険な状態です。あなたのマーケットバリューはかなり低い状態にあると考えるべきでしょう。

成熟市場から抜け出すために、ピボット型キャリアの考え方を知ろう

ピボットとは企業経営でよく使われる言葉で、「方向転換」や「路線を変える」ということを意味します。

たとえば、和菓子屋が和菓子だけでなく、洋菓子を売り出したとしたら、それはわかりやすい「方向転換」、つまりピボットです。

経営においてはしばしば、強みに軸足を起きながら、もう片足を今後強くなる方向にズラしていくというあ考えです。

バスケットをする人はイメージが付きやすいと思います。なぜかと言うと、バスケのピボットターンと全く同じようなものだからです。それを概念的に経営で用いているのです。

ピボット型キャリアの考えを知ることは、一生強みを活かし、食べていく上で必要な考え方です。

必要である一方、とてもシンプルな考え方です。

これでま営業を行ってきた人は、営業という強みを活かしながら(=軸足を営業に)、業界だけを伸びている市場に変える(もう片足を今後強くなる方向にズラす)ことで、ピボット型キャリアの完成です。

稀に伸びている業界に行くとなると、キャリアを0から考え出す人がいますが、それはナンセンスです。

難しいのは伸びる市場・マーケットの見つけ方です。これまで和菓子屋だった人がいきなり、伸びる市場に目を向けるのは難しい気がします。

ですが、次で説明する方法論を使用すれば、ある程度の人が再現性高く、伸びる業界を判断できることでしょう。

伸びるマーケットを見つける二つの方法

伸びるマーケットを見つける方法は大きく二つあります。

方法①:複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する

ベンチャーや投資の動向に着目する方法です。

強いベンチャーの戦い方の基礎は、世の中の流れに乗ることです。
ベンチャーは資本や人数では大企業に勝てないため、世の中の流れを味方にした経営戦略を取っていきます。

見方を変えると、本当に伸びているマーケットには、将来的に大企業の競合となるようなベンチャーが複数存在することになります。

具体的な調べ方としては『◯◯業界 ベンチャー』や『今年 注目 ベンチャー』で検索する方法があります。

ヒットした企業を調べて欲しいのですが、このときには運営しているサービスだけでなく、「設立年度」と「投資」情報を見てほしいです。

若くして多額の投資を受けている企業が集まっているマーケットが、伸びているマーケットの証拠です。

方法②:既存業界の非効率を突くロジックに着目する

もうひとつは、既存事業の非効率を突く「ロジック」に着目する方法です。

たとえば、誰もが既に良いと感じるものには、実は価値がありません。
反対に、誰かに指摘されて初めて価値がわかるものにこそ、大きな価値があります。

「取っ手が取れるティファール」は、鍋やフライパンはかさ張ってしまい片付けが非効率なところに対して、取ってが取れれば、色んなサイズのフライパンを効率よく片付けることができることに着目したのです。

このように多少難易度は高いですが、今は表で大きく目立たないが、将来的に業界をひっくり返すような非効率性を解決しようとしている企業に先乗りすることで、市場価値を高めることができます。

こちらも検索方法は先程と同様にネットで十分でしょう。

今はまだ大きな出資を受けていなくとも、目をつけている業界自体が30年以上変化がないようなところや、たとえば教育業界、医療業界などにインターネットを用いた課題解決をしようとしている会社を見つけるのです。

こういった企業はコーポレートサイトのミッションやビジョンに、明確に風穴を空けたいことを記しているケースが多いため、ミッション・ビジョンを一通り確認することをおすすめします。

最後に:才能は不平等でも、ポジショニングは平等な話

ひとつのことに執着し、成功する人間も存在します。

が、その人間のキャリアを注意深く観察すると、才能とタイミングが良かっただけで、再現性がないケースがほとんどです。

市場価値がなく、再現性がなければ、その会社がつぶれたときに、その人間は露頭に迷ってしまうでしょう。

この世の中才能がないと自己嫌悪に陥る人間が多いです、私もそうです。
ですが、才能のある人間が稀有なだけで、どの場所・業界に足を突っ込むかを正しく整理するだけで、才能がなくても、市場価値を高められるはずです。

今市場価値に悩んでいる人は、今すぐ伸びている業界を調べてみませんか?

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